還暦近い、私のお雛様。
今年も、お客さんに見てもらえる場所に飾りました。
テレビとかで「50年以上前の品物です」とかやっていると
ずいぶん古い物だなあと思うけれど
このお雛様も、もう50年以上です。
昨年までは、飾ると母が菱餅を買って来て
お雛様を購入した頃の思い出話をして喜んでいました。
今年は、その母もいなくなってしまったので
ちょっと飾る気力が落ちかけたのですが。。。
まあ、飾れば母も天国で喜ぶだろうし
お客さんにも眺めてもらえるし
と気を取り直して飾ってみました。
眺めていると不思議と穏やかな気持ちになります。
お客さん達も、ご自分が実家に置いてきたお雛様の話をしてくれたり
小さい頃の思い出を話してくれたりします。
女の子は、大抵目を輝かせてみています。
「いいわねぇ。。。何だか気持ちが落ち着くわね」という年配の方も多いです。
そして、みなさんに見てもらえて
お雛様もきっと幸せなんじゃないかと思っています。
私のお雛様には、私の両親の愛がこもっているし、
小さい頃は、3日を過ぎて出していると婚期が遅れると言ったりして
私のお雛様は、私の物だったという感覚があるけれど。
50年以上経ったら、もう個人の物ではない気がします。
私自身、世の中のすべての女の子(いや、いや、男の子も含めて!)の幸せを願って飾っています。
「眺めていると気持ちが落ち着く」という人が多いのも
コロナや色々な事で、気持ちがザワザワすることが多いということの裏返しなのかもしれません。
そうなると、もう子供だけでなく大人の幸せも願うという感じかな?
さあ、来週はひな祭り。
飾る時よりも片づける方が大変!なので
たぶん3月3日を過ぎてもしばらくは出したままかと。。。
チャンスがあれば、眺めに来てくださいねー。
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