桜シフォンと桜に思う事

今年も桜の開花情報が賑やかな季節になりました。

季節のシフォンとして、紹介しておかなきゃ!今でしょ!

ということで。

 

「桜とこしあん」シフォンです。

ピンクの桜葉生地とこしあん生地。

2種類の生地で層になっています。

上には桜の花の塩漬けを飾って。

味は、

こしあんの甘さと桜の花のほんのり塩味がマッチして

何とも優しい味わいです。

早咲きの桜を待つ季節から作り始め、ソメイヨシノが葉桜になる頃には終了します。

毎年、楽しみにしてくれているお客様もいて

「今年も桜シフォンの季節になったね」なんて話すのも楽しいものです。

 

桜って、何故こんなにも日本人の心をくすぐるんでしょうね?

別れと出会いの季節の代表だからでしょうか?

桜の歌もたくさんあって素敵ですよね。

 

♪ さくら さくら やよいの空は 見わたす限り・・・

♪ さくら ひらひら 舞い降りて落ちて・・・

♪ さくら さくら 今 咲き誇る・・・

 

歌詞の中に「さくら」という単語は入っていないのだけれど

個人的に一番好きなのは、ユーミンの「花紀行」かな。

 

♪ 見知らぬ町をひとり歩いたら 風は空から花びら散らす

 過ぎゆく春の投げる口づけは 髪に両手にはらはら停まる

 薄紅がなんて優しいの

 拾い集める人もいないのに・・・

 

若かりし頃、この歌を聴きながら

私も、たとえ認めてくれる(拾い集める)人がいなくても、

優しく存在する人でありたい、と願っていたなあ。。。

 

さて。

おばさんになって久しい私は、果たして???

そんな人になっている自信は全くないですが

自分の気持ちが影響するほど繊細なのが、ベーキングパウダー無しで膨らませるシフォンケーキ。

食べた人が元気になってくれる事を願いながら

これからも真剣に向き合ってい行こうと思います。