ド根性草と「のうさぎ」に込めた思い

花壇のレンガの隙間から伸びている草を見つけました。

ド根性草と名付けよう。

花壇の中では、すずらんも開花の時期を迎えています。

このすずらん、一株植えただけだったのにドンドン陣地を広げています。

 

鉢植えの中でお行儀よく咲いている花もきれいだけど

私は山野草が好きです。

放っておいても、地面から水分や栄養を吸収して

季節になれば、子孫を残すためにちゃんと咲く。

そんな自然のままの花や草の力強さが好き。

 

店名の「のうさぎ」は

卯年の私のことを「野良うさぎ」と夫が言ったことが発端ですが

「の」がつくと

自然の中で、自然の力をもらって生きている感じがします。

 

ベーキングパウダーなどの添加物を使わずに、食材の素朴な味を大事にしたシフォンを作りたかったこと

身体は自然とつながっていて、食べ物で体調を整えるという薬膳の考えを大事にしたかったこと

うさぎのような大きな耳で、お客さんの話を聞ける店でありたいと思ったこと

 

そんな店を目指すイメージに「うさぎ」よりも「のうさぎ」が当てはまりました。

 

「野うさぎ」にしなかったのは

「シフォン工房の うさぎ」なのか?

「シフォン工房 のうさぎ」なのか?

不明確なのも、遊び心があって面白いかなと思ったからです。

ネットで何でも調べられる時代だけど、何でも白黒明確にするだけが良いとは思えない私。

わからない事を抱えて、あれこれ悩んだり相談しながら生きていくから

人生は辛いし楽しい。

そんな私なりのメッセージ(いい加減な性格?)も含んでいます。

 

自然の中で、

獲得してきた科学と知恵と仲間を持って生きている私達。

今は、新しいウィルスとの戦いの毎日です。

のうさぎの販売も、日々、色々悩み考えつつです。

なかなか先が見えませんが、不明確だからこそ、楽しみも知恵も広がる。

真剣に考え、注意しながら、明るい気持ちで過ごしたいと思います。