こんもりまんまるに焼きあがったプレーンのシフォン。
材料は、卵、小麦粉、砂糖、サラダ油だけ。
シンプルなだけに、メレンゲや生地の状態がすべて反映され、ごまかしが利きません。
なかなか納得のいく物が焼けなくて、商品になることも少なかったシフォンです。
こんなにきれいな形に焼けて、嬉しくて
思わずパチリ!!
形が良ければすべて良しとも言えませんが
少なくとも、生地が悪かったらきれいなまんまるには焼けません。
ちょっとシフォン作りのことを語っちゃいますが、
美味しいシフォンを作るには、まず、メレンゲ。
緩すぎでも固すぎでもダメ(難しい)
空気を抱き込み過ぎず、しめすぎず(難しい)
全部が均一なムラのないメレンゲを立てます(難しい)
次に、メレンゲと卵黄生地を混ぜます。
混ぜ足りなくても、混ぜ過ぎてもダメ(難しい)
その時のメレンゲの状態に応じて(難しい)
最後まで生地を緩ませず、均一な生地に混ぜていきます(これも難しい)
語ることはできても、実践が伴っていません。
そして、難しくて課題があるからこそ、楽しくてやめられません。
毎回、毎回が真剣勝負!!
1台、1台、細心の注意を払いながら作っています。
(でも、意識しすぎるとムラの原因になったりして、これもまた難しい)
メレンゲや生地が均一にできなかった頃
私の作るシフォンはイビツでした。
お店を始めてからは、さすがに形が良くなってきたものの
今も、ちょっとメレンゲの出来が良くなかったりすると
すぐにイビツが出現します(キャー!)
そして、チョコレートやチーズを使ったシフォンとプレーンシフォンは
今も手ごわいシフォンだけど
上手に作れたら、本当に美味しいシフォンになる。
のうさぎのくせに、歩みはカメ。
ちょっとずつ、ちょっとずつ前に進みまーす。
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