最近うれしかったこと

お客さんとのやり取りで、嬉しいことは色々あるのだけれど

今回は、ちょっと違う嬉しいお話を

 

最近、隣の駅前にオープンした中華料理店に

シフォンを納品しています

コース料理のデザートに使っていただいています

 

こちらのお店、実は、のうさぎがオープンした頃から

時々、シフォンを注文してくれていました

 

以前は、大きなホテルの厨房で働いていた店主さんが

お客さんの食べる顔を見ながら、料理のすべてを自分で担当して、小さくてもいいから店を・・・と始めたお店

店主さんの考え方に共感できる部分も多く、私もお客さんとして食べに行くうちに、仲良しになりました

食材にもこだわり、中華なのに全然胃もたれしなくて、

見た目にも美しい、本当においしい料理でした

 

私は、ケーキをちゃんと勉強した訳ではないし、修行もしていないけれど

中華のプロとしてやってきて、美味しい料理を作る店主さんから

「添加物とか使っていない、のうさぎさんのシフォンは、優しいけど素材の味がちゃんとしている

うちのお客さんにも食べてもらいたい」と言ってもらい、身の引き締まる思いでした

 

でも、店主さんの思いがけない病気がきっかけで急遽、店を閉めることになります

一時は病状などとても心配していたのですが

再び店を!という強い思いが実を結び、別の場所に再オープン!!

 

そして、再オープンのタイミングから、シフォンもまた使ってもらっています

 

数年ぶりに、また使っていただくようになったのですが

先日の納品の際、とても嬉しいことがありました

店主さんから「シフォン、すごく美味しくなりましたよね。前も美味しいと思ってお願いしていたけれど、全然違う!

僕が休んで止まっている数年間、のうさぎさんは着実に進歩してたんだなぁと思いますよ」

と声をかけていただきました

そういわれても、自信もない私は「ありがとうございます。まだまだですけど、努力だけは怠らずにやってきたつもりです」

と答えたのですが

「それは良くわかりますよ!シフォンに包丁を入れた瞬間、あぁ頑張って作ってるな!って伝わってきますから」

とも言ってもらい・・・

嬉しくて本当に涙が出ちゃいそうでした

 

日々、料理している人だからこそわかる苦労や努力があると思うのですが

そんな店主さんが、私の頑張りや結果をしっかりと受け取ってくれていた!

お客さんに「美味しい」と言われる嬉しさとは、また少し違った嬉しさでした

不器用なりに、これからも正直に頑張ろう!と思った出来事でした

(何だかハードルが上がってしまい、ドキドキもしているのですけどね・・・)