素朴で優しい理想の食

シフォンの仕事の合間に、新潟の湯治宿に行ってきました

 

山に囲まれた、温泉以外何もない宿

川のせせらぎと鳥の声しか聞こえない

温泉につかり

ロビーの窓に迫る初夏の緑を眺めながら

本を読んだり、レコードを聴いたり、

部屋でゴロゴロしたり、

そして、また温泉へ・・・

何もしない贅沢な2泊3日を過ごしてきました

 

そして、とても嬉しかったのが食事です

おかず無しでもパクパク食べられちゃう位美味しい、

魚沼産コシヒカリ

(もちろん、毎食おかわり!!)

そして、奇抜ではないし、品数も多くはないけれど

山の幸を使った手作りの素朴なおかず

主張し過ぎず、身体に滋味深く染み入るご飯でした

 

実は、この湯治宿に行く前にも、ちょっと背伸びして別の宿に泊まりました

そちらの食事は、見た目も美しく、食材はもちろん演出も凝っていて、味も抜群に美味しかった!

ですが、あまりにも素晴らしい食事が次々に運ばれてきて

正直、気持ちも消化管もくたびれてしまいました

 

なので、湯治宿の素朴な食事にホッとしました

そして、自分のシフォンもこうでありたいなあと思いました

 

映えないし、素晴らしいデコレーションもないけれど

毎日食べても負担にならない、気取らずに食べられるようなおやつ

素敵なお皿に生クリームを添えるのでなく、そのまま手づかみで食べられるようなシフォン

ふわふわで、優しくて、素材の味が感じられて

食べた人がホッとして幸せになれるような・・・

そんなシフォンを作るのが理想です

 

さて、がんばって作業している私の右手

定期的に整体でケアをしてもらっていても、痛むことが増えていたのですが

湯治効果か?少し落ち着きました

 

夏休みまで、あと少し

元気になった右手で、理想のシフォン作り目指してがんばるぞ~!!